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【最新動向】
食品微生物学 基礎講座(6回シリーズ)のご案内
食品微生物基礎講座を開催いたします。
本講座は、食品関連企業の品質管理や製造部門の担当者を対象に設計された、専門性の高いオンラインセミナーシリーズです。
本講座は、食品業界の現場で直面する課題を解決するために、科学的な基礎知識と実務で活用できる応用スキルを体系的に習得できる内容となっています。
食品微生物学の基礎からスタートし、衛生指標菌や食中毒菌、真菌類など、実務で重要なテーマを段階的に深掘りしながら学ぶことができます。
全6回にわたる講座では、食品業界の最前線で活躍する専門家が講師を務め、最新の科学的知見と実務経験に基づく具体的な事例を交えながら指導を行います。
各回のセッションは、2時間の講義と質疑応答で構成されており、参加者が疑問をその場で解決し、学びを即業務に生かせるような実践的な内容が特徴です。
さらに、本講座では食品安全における微生物リスク管理の基礎と応用を体系的に学ぶことで、受講者は現場でのリスク低減に貢献できるスキルを身につけることができます。
例えば、食品製造現場で頻発する微生物汚染トラブルへの対応や、衛生指標菌のモニタリング手法を科学的な根拠に基づいて導入・改善する方法を学ぶことができます。
食品微生物基礎講座は、ただ知識を提供するだけでなく、食品業界での競争力を高め、信頼性を向上させるための実践力を養成することを目的としています。
学びを通じて、食品安全の未来を支えるプロフェッショナルとして成長する機会を提供します。
この講座で、あなたのスキルを新たなレベルへと引き上げてください。
ご参加を心よりお待ちしております。
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■開催概要
・日 程:2024年1月23日(木)~2月27日(木) 毎週木曜日開催(全6回)
・時 間:14:00~16:30頃終了予定(各回2時間の講習+質疑応答)
・形 式:オンライン(Zoom)
・対象者:食品関連企業の品質管理、製造、研究開発担当者
・参加費:各回参加:5,000円(税込)、全回通し参加:20,000円(税込)
・定 員:各回50名(先着順)
※投影資料は事前に配布致します
※アーカイブ動画の公開はございません
※開催前日までに参加方法をメールにてご案内いたします
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■ 申込みから参加までの流れ
1. 申込フォームより申込み
2. 申込み受付後、振込先情報記したメールをご案内致します
3. 入金確認後、開催一週間前頃にZoomリンクと講座資料をメール送付
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■各回の主な講座内容
2025年1月23日 第1回「微生物学の基礎」 講師:馬場氏
• 微生物の分類、生育条件、食品との関わり
• 食品微生物の基礎概念について
2025年1月30日 第2回「衛生指標菌の基礎知識」 講師:小田氏
• 一般細菌、大腸菌群、腸内細菌科菌群の解説
• 衛生指標菌の検査手法
2025年2月6日 第3回「食中毒菌(1)」 講師:小田氏
• 黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオの解説
• 指標菌的食中毒菌とその検査方法について
2025年2月13日 第4回「食中毒菌(2)」 講師:小田氏
• サルモネラ、リステリア・モノサイトゲネス及びリステリア属菌の解説
• 培養による食中毒菌の検査方法について
2025年2月20日 第5回「真菌類」 講師:馬場氏
• 真菌(カビ,酵母)の特性と食品への影響
• 真菌(カビ,酵母)の検査方法
2025年2月27日 第6回「ケーススタディと応用」 講師:馬場氏
• トラブル対応と原因究明
• 参加者からのケースシナリオを基にしたディスカッション
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■講師紹介(敬称略)
馬場 浩氏:一般財団法人日本食品分析センター 彩都研究所 微生物研究課 調査役
食品微生物学の専門家であり、食品業界における微生物同定技術や検査法の開発に取り組んでいる。特に、MALDI-TOF MSを活用した食品微生物の迅速かつ正確な同定に関する研究で知られており、その成果は食品安全管理の現場で広く活用されている。
また、長年にわたり真菌の同定に従事しており食品産業におけるカビ汚染対策や耐熱性カビの識別を通じて、業界の安全性向上に大きく貢献している。食品企業向けのセミナーや学会での講演も多数行い、食品微生物に関する最新知見の普及と技術向上をリードしている。
小田 俊一氏:一般財団法人日本食品分析センター 九州支所 微生物試験課 エキスパート
食品微生物学の専門家であり、食品の品質管理や安全性評価において豊富な経験と知識を持つ。特に、衛生指標菌や食中毒菌の培養による検査手法に精通しており、食品業界における微生物リスク管理の向上に寄与している。
食品微生物検査の基礎知識や衛生指標菌の検査法に関する講演を多数行っており、食品関連企業の品質管理担当者や製造部門のスタッフに向けて実務的な指導を行っている。さらに、食品企業に向けた品質管理に関するセミナーや微生物検査の実習セミナーでも講師を務め、微生物検査技術のスキル向上に大きく貢献している。
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■ 申込みから参加までの流れ
1. 申込フォームより申込み
2. 申込み受付後、振込先情報記したメールをご案内致します
3. 入金確認後、開催一週間前頃にZoomリンクと講座資料をメール送付
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■ 注意事項
1. 受講費用について
・振込手数料は参加者様のご負担となります。
・キャンセルをご希望の場合、講座開始5日前までにお知らせいただければ、振込手数料を差し引いた金額を返金いたします。
それ以降のキャンセルにつきましては、返金できませんのでご了承ください。
2. 受講に関するルール
・ お申し込みいただいたアカウントは1名様のみに有効です。
1つのアカウントで複数名が同時に受講することはお控えください。
・ 講座への参加URLの第三者への共有、譲渡は禁止されています。
3. セミナー内容の保護
・ セミナーの内容を録画・録音、またはスクリーンショットなどで記録することは固く禁止されています。
・ 配布するテキストや資料の著作権は講師および主催者に帰属します。
これらを無断で複製、配布、転用することは禁止されています。
4. 技術的な問題への対応
・ セミナー参加には安定したインターネット環境が必要です。
接続不良などのトラブルが生じた場合、主催者側では責任を負いかねますのでご了承ください。
5. その他
・ 講座中に不適切な行為が確認された場合、受講を中断させていただく場合があります。
その際の返金対応はいたしかねます。
・ 天災や予期せぬ事情により講座が中止または延期となる場合、主催者から別途ご案内いたします。
ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
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【主催】
一般社団法人微生物制御技術機構
【協力】
一般財団法人日本食品分析センター
九州産業大学微生物制御センター
一般社団法人食品科学技術機構
食品安全技術センター
新刊のご案内
弊機構の中山代表理事、宮本理事らの執筆によるMALDI-TOF MSに関する書籍を発刊致しました。
・書籍名:食品・医薬分野のMALDI-TOF MS微生物検査・同定 - その基礎と利用
・出版社 : 幸書房 (2024/11/1)
・発売日 : 2024/11/1
食品会社は、消費者の食の安全に関して微生物の汚染事故が起こった場合には、食中毒菌か否か、カビではカビ毒産生菌か否かを早急に判断し情報公開しなければならない。
そのためには、迅速に菌種同定、並びに菌株識別を行う必要がある。
しかしながら、従来の同定法、菌株識別法では、同定に数日かかり、高コストで作業者に高い専門性が必要であり、迅速に多検体の試料を菌種同定し菌叢を解析することは困難であった。
そこで、迅速に微生物検査ができてランニングコストも安く、高い専門性を必要としない、MALDI-TOF MS微生物検査・同定に注目が集まっている。
本法は、MALDI-TOF MSで得られたスペクトルパターンを、データベースに格納されている菌種名既知のスペクトルデータのパターンと照合し同定を行うものである。
同定の確率と精度を上げるためには、菌種名既知のスペクトルデータ数が多いこと、さらに同一菌種の多数の菌株のスペクトルデータを取得してデータベースの充実を図ることが重要である。
このデータベースの充実を図るため、大学と食品企業を中心に13団体で MALDI-TOF MS微生物同定コンソーシアムを結成してデータベースの拡充と微生物同定についての勉強会を実施するなど精力的に活動を行っている。
2023年8月にMALDI-TOF MSの微生物同定の食品産業での最新の活用事例について紹介する第1回のシンポジウムを開催した。
多くの方に参加していただき、大変盛況であり、多数の参加者から発表に関する詳細な資料提供の要望を受け、参加者の関心の高さが窺えた。
そこで、このシンポジウムの内容を中心に、食品産業以外の実際の産業界での運用事例として医薬関連企業での活用事例および本コンソーシアム活動の主要な成果についても情報提供する目的で一冊の本として纏めることとなった。
本書が皆様の有害微生物についての研究、原材料、製造環境および製品の品質管理の一助となれば望外の幸せである。 (「発刊にあたって」より一部抜粋)
詳しい情報はこちらを御覧ください。